鹿児島&沖縄マングローブ探検

Amamioshima

奄美大島

〈あまみおおしま〉


奄美大島の風景
鹿児島・那覇から空路で1時間、成田直行便のLCCも就航。九州南端と沖縄本島の中間に浮かぶ島で、薩摩と琉球文化が融合している。美しいサンゴ礁に囲まれ、国内最大級の亜熱帯照葉樹林や固有種が残り世界自然遺産に登録されている。


〔位置〕 鹿児島県/奄美群島(島一周460㎞)
〔気候〕 年間平均気温21.6℃/亜熱帯海洋性
〔空路〕 奄美大島空港(JAL、SKY、Peach)
〔航路〕 名瀬港下船(鹿児島本港⇔那覇)
マングローブ14カ所 4市町村)
〈群生面積33.825㌶/構成樹種12種〉


GoogleMap

自生地の全体地図

〈地形図と航空写真〉


Interview

地域住民に聞く

〈マングローブ談話
マングローブについて語る久保ひろしさん

久保 ひろしさん 〔職業:マングローブ茶屋〕
取材・撮影地/鹿児島県奄美市住用町役勝

奄美大島では波穏やかな内湾や河川の下流にマングローブが生育しており、オヒルギとメヒルギの2種が生育します。亜熱帯性気候に属するものの、地形や潮流の違いにより自生地は限られます。この住用町には鹿児島県内で最大のマングローブ林が住用川と役勝川に広がっており、オヒルギの北限分布地でもあります。国定公園特別保護区に指定されているため、貴重な野生動植物が多く生息しカヤックツアーや展望台も整備されているため大自然を満喫できます。現在、マングローブ林は伐採が禁止されていますが、昔はヒルギの樹皮を「本場奄美大島紬」の染料として利用した歴史も残ります。



Spot List

自生地一覧

〈地域別の分布〉
〔奄美市/笠利町手花部〕
奄美空港から近い笠利湾沿岸の手花部地区にあるマングローブ群落。
〔奄美市/笠利町手花部〕
波打ち際よりやや離れたモクマオウの浜に混在しているメヒルギ群落。
〔奄美市/喜瀬〕
砂が堆積した河口の干潟でメヒルギ1本が潮風に吹かれながらも成長。
〔龍郷町/屋入〕
河口手前の湿地に群生するメヒルギで形成された貴重なマングローブ。
〔龍郷町/瀬留〕
竜郷発電所を望む波静かな湾内に消失寸前のメヒルギが生き残る。
〔龍郷町/瀬留〕
とおしめ公園湿地に残る水田干拓の跡地に生育しているメヒルギ林。
〔龍郷町/久場〕
龍郷湾西部の波穏やかな船溜まりの一角に低木メヒルギが数本育つ。
〔奄美市/城〕
塩水湖といわれる内海の入江には世界最北端のオヒルギ群落が出現。
〔住用町/摺勝〕
日本の重要湿地500に選定される内海沿いの中州にヒルギが密集。
〔住用町/役勝〕
国定公園特別保護区指定の河口干潟で発達するマングローブ原生林。
〔住用町/市〕
漁港防波堤沿いの砂浜に植えられたメヒルギが南国情緒を漂わせる。
〔瀬戸内町/小名瀬〕
島内最南端の街である古仁屋から近い海岸にマングローブが芽吹く。
〔瀬戸内町/古志〕
美しいリアス式海岸の最奥部に自生している小規模のメヒルギ群落。
〔宇検村/湯湾〕
マングローブ再生事業の一環として植樹された宇検村唯一のメヒルギ。
マングローバルのロゴマーク

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